※最近、話題の静電気でスマホが故障している件についての対策方法※
なぜ静電気でスマホが故障するのか?
乾燥した環境が原因
冬は湿度が低く、空気が乾燥しています。この状態では物質間の摩擦によって静電気が発生しやすくなります。特にウールや化学繊維の衣服、カーペット、プラスチック素材は静電気を溜め込みやすいです。
電子部品過電流
静電気による放電がスマホに接触すると、一瞬で高い電圧と電流が流れることがあります。この「過電流」が内部の基板や電子部品に負担をかけ、最悪の場合は破損させます。
基板や部品のデリケートさ
スマホの基板やICチップなどの電子部品は非常に繊細で、高い電圧に耐えられません。静電気による放電が部品の焼損やショートを引き起こすことがあります。
スマホが静電気で感電するとどうなるのか?
基板の故障: スマホ内部の電子回路に静電気が流れ込むと、基板に短絡を引き起こすことがあります。これにより、スマホが正常に動作しなくなったり、完全に電源が入らなくなることがあります。
データの損失: 静電気がスマホの内部回路に影響を与えることで、内部メモリやストレージに保存されているデータが消失することもあります。基板にダメージが及ぶことで発生します。
タッチスクリーンの異常: 静電気によってタッチスクリーンの感度が悪くなったり、操作が誤作動を起こすこともあります。
回路のショート: 高い電圧が回路内に流れ込むことで、ショートを引き起こして基板が故障します。
チップやコンデンサの破損: 小さな部品が破損してスマホが動作しなくなることがあります。
一時的な動作不良: 静電気が瞬間的に影響を与える場合、動作が一時的に不安定になることもあります。これは、タッチパネルや画面表示が乱れるなどの症状として現れることがあります。
静電気が起きないための対策
環境を加湿する
室内の湿度を40〜60%に保つことで、静電気の発生を大幅に抑えられます。加湿器を使用する、濡れタオルを室内にかけるなどの方法が有効です。
静電気防止アイテムを使用する
静電気防止スプレーやシートをカバーや服に使うことで、放電のリスクを軽減できます。特にプラスチック製のケースは静電気が溜まりやすいため、注意が必要です。
服装に気をつける
ウールや化学繊維の服は静電気を発生させやすいため、綿や天然繊維の衣服を選ぶことで予防効果があります。
接地を行う
静電気を溜め込まないよう、金属部分(ドアノブや水道管など)に触れて放電する習慣をつけましょう。
スマホケースを工夫する
静電気防止素材のスマホケースを使用することで、デバイス本体への影響を防ぐことが可能です。
故障した場合の対応
静電気による故障が発生した場合、当店では基板修理も承っております。ただし、基板修理は非常に精密な作業が必要となるため、即日修理ではなく、預かり修理になります。また、修理費用が高額になる可能性もあるため、静電気対策を事前に講じることが非常に重要です。
スマホを守るためにも、冬場は静電気に注意し、適切な対策を行ってください!
スマホの静電気防止素材とは?
・シリコン
・ポリウレタン
・炭素繊維
・静電気防止コーティング素材
これらの静電気防止素材を活用することで、スマホの故障リスクを大幅に減らすことが可能です。冬場の乾燥した環境では、こうしたアイテムを積極的に取り入れるのがおすすめです。